妄想有馬記念ドキュメンタリー

こんばんわ、うがっちです^^

もう4日も前のことになってしまいましたが、タイヤキのまぐれ奇跡の有馬記念勝利でうちの妄想創作意欲が刺激されてしまってついやってしまいました。
あまり反省していませんww

ということで、以下は事実2割創作8割?の似非ドキュメンタリーです。
素人作文でも楽しめる度量の広い方だけお読みくださいませ^^;;




半数がG1勝ち馬というグランプリにふさわしい豪華メンバーが揃った第66S有馬記念。

1番人気は僅か半年で500万条件からアルゼンチン共和国杯を勝ち勢いに乗るドラングレイグ号。
2番人気は無敗でキングジョージをはじめ海外を席巻し、今回が凱旋レースとなるサクビー号。
3番人気には前走でジャパンカップを制したテンシナウマー号。
タイヤキは連勝を評価されて人気は7番人気(6.1倍)と悪くなかったものの、評論家からは軒並み無印と低評価。古馬に実力馬が揃った今回、やはり3歳馬では厳しいという向きが圧倒的だった。

66s有馬記念・印

調教師は語る。
正直に言って、評論家の評価のほうが正しいと思いました。
今回が初の古馬とのレースでしたし、厳しいのは当たり前と思ってましたから。
ただ、この条件(外枠、道悪)はもしかしたらこの馬の特性にとっては悪くないのかもしれないという気もしましたね。
そこまで騎手に伝えて、あとはまぁ、任せるから自由に乗ってくれと。


その言葉を受けて騎手は一見無策に見えるレース運びをみせる。
外枠でありながらいつものように先行し、ただ馬なりに外を走らせたのだ。
だが、これは計算づくの行動だった。
外を回らせられる距離のロスは確かに痛いが、不器用なところのあるタイヤキには、無理に小さく回らなくて済みリズムを崩さずに走れるメリットも存在する。
騎手はその思惑を元に、スタートから脚を使うでも、馬群の切れ目を縫うでも、あるいは馬の行く気を抑えてでも、内に入れるという選択肢を選ばず、行く気に任せて自然に外を走らせていた。

66s有馬記念・位置取り

これといった動きを見せないまま最終コーナーに入る。

騎手にはひとつの確信があった。
降り続く雨でますます馬場は渋っていく。そしてレースを重ねて相当に荒れている。
コース内側はよほどの重巧者でなければ脚が伸びないはず。
そう考え、元々外を回っていたにもかかわらず、コーナー出口で更に大きく外に持ち出した。
実は直前のホープフルS。同じく外枠で出走した際、直線に奇跡的に荒れていない一筋のラインがあるのを発見していたのだ。
そして、予定のラインに馬を乗せると、鞭を一発、そしてもう一発。
タイヤキは確実に反応した。
じわり、じわりと進出を開始する。

66s有馬記念・直線入り口


騎手は振り返る。
ゴーサインを出した時、ハミをグッと噛んで力強く反応してくれたのを感じました。
この馬場でも走る気を全く失ってない事がわかったので、それからはとにかく馬の頭だけを見て夢中で追いました。

坂が目に入ったとき、後ろから迫ってくるはずの蹄音がないことに気づきました。
一瞬だけ後ろを確認してみると、差し追い込み勢がどれも馬場に脚をとられて苦しんでいる様子が見えました。
横を見ると、最内を通ってサクビー号がまさに先頭に立とうとしているところでした。
もっとも、この時はどの馬がとかはわからず、ただ先頭が入れ替わったのが見えただけでしたが。

でも、うちのタイヤキとの差はほとんどなかったんじゃないでしょうか?
後はもう脇目も振らず、少しでも前へ、少しでも速く、追う事しか考えませんでした。
勝ちが見えたとか、そんなことは全く思いませんでしたね。
僅差で2着という経験だけは、本当に山のようにありましたので。
余計な事を考えれば、きっとまた同じことを繰り返したでしょう。
でも、本当に、あの時はそんな事すら頭に浮かばず、ただただ追ってました。


タイヤキは、その騎手の必死の思いに応えるように、同じく必死に脚を前に伸ばし続けた。
一完歩、二完歩。
とうとう先頭に並びかける。しかし、そこから突き抜けるだけの余力は、もうなかった。
内を走るサクビー号の方が僅かに前にいるようにも見えたが、それでも懸命に食い下がる。
内外大きく離れての叩き合い。
中山名物の急坂を、両雄全く譲らず登りきり、そのままの態勢でゴール板を通過した。
勝負は首の上げ下げとなった。

場内は異様な雰囲気になった。

ゴールシーンがターフビジョンに再生される。
ターフビジョンの大画面でのスロー再生ですらひと目にはどちらが勝ったかわからないほどの僅差。

だが、徐々にどよめきが広がる。
微妙な差を見極めた人が口々に呟く。
タイヤキだ。

差はほんの10センチ程だろうか?
タイヤキの頭が一番前に伸びきったところがゴールラインだった。

66s有馬記念・写真判定


長く写真判定の表示がされていた順位ボードの1着に15、2着に4の数字が表れる。
ついで確定の赤ランプが点灯する。

場内が大きな、とても大きな歓声に包まれる。
だが、その歓声に応える事なく、タイヤキはそそくさとコース外に消えていった。

その態度に批判が出る事もあったが、のちに騎手は言う。
あの時は、力の限界まで追った疲れと、勝ったという実感が一気に湧いてきて体が震えてしまって・・・。
ガッツポーズでもしようものならそのまま馬から落ちてしまいそうで、必死に手綱にしがみついていたというのが実相です(笑)


ともあれ決着はついた。
何か一つ条件が欠けただけで、もしかしたら大敗していたかもしれない。

だが、奇跡は起こった。


競馬史に残る名勝負となったかまではわからない。
しかし、少なくとも馬主、調教師、騎手、その他関係者にとって永遠に忘れえぬレースになったことだけは間違いないだろう。


第66S有馬記念優勝馬、ウガノタイヤキ。
父ウガイガタイセツ、母カナエタイネガイ、母父トウカイテイオー。

66S有馬記念結果


母の果たせなかった願いは、息子がかなえた。
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